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よくあるお悩み FAQ

歯並び改善は乳歯から 大人になって困らないために

最近は、大人になってから矯正治療を受ける人が増えてきています。マウスピース型矯正も普及しており、仕事や学業に支障なく歯並びを整えることも十分可能だからです。ただ、大人になってからでは治せない、あるいは高い矯正効果が得られないケースも珍しくないため、出来れば歯並びは子どもの頃に始めた方が良いといえます。ここではそんな歯並びの治療を小児期に開始する必要性や利点などをわかりやすく解説します。

悪い歯並びで困ることとは?

歯並びの乱れを放置すると、以下に挙げるような点で困ることがあります。

口元のコンプレックスになる

誰しも見た目のコンプレックスは一つや二つ抱えているものですが、歯並びの乱れが劣等感に結びついているケースは意外に多いものです。出っ歯や乱ぐい歯、受け口などが恥ずかしくて、自然に笑えなくなることも多いです。その結果、性格が消極的になってしまうこともあります。

滑舌・発音が悪くなる

歯並びは、発音する際にも重要な役割を担っています。例えば、歯列が狭くて舌の動きが制限されると、サ行やタ行、ラ行が発音しにくくなり、滑舌も悪くなります。

歯や顎関節に大きな負担がかかる

歯並びが悪いと、かみ合わせにも異常が生じます。不適切なかみ合わせは、一部の歯や顎の関節に過剰な負担がかかり、さまざまなお口のトラブルを招くのです。

むし歯・歯周病になりやすくなる

歯並びに乱れがあると、清掃性が低下します。歯列の細かい部分に歯ブラシが行き届かず、歯垢や歯石が堆積して、むし歯・歯周病のリスクを上昇させるのです。

大人になってから矯正できないケースもある?

小児期にすでに歯並びの異常がある、あるいは将来的な異常が予想されるにも関わらず放置すると、大人になってからでは改善できなくなることもあります。それは以下に挙げるようなケースです。

顎の骨の大きさ・バランスに異常が認められるケース

顎の骨が大きすぎたり、あるいは小さすぎたりすることが原因で、出っ歯や受け口になっているケースは、大人になってから矯正するのが難しくなります。なぜなら、いわゆる“成人矯正”は、歯並びを細かく整える治療だからです。骨格的な異常に対しては、大きな治療効果を得ることができません。ただし、外科矯正であれば、顎骨のアンバランスも根本から改善することが可能ですが、かなり大掛かりな手術が必要です。

マウスピース矯正でなければ嫌だというケース

成人矯正は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つに大きく分けることができます。最も標準的な治療法であるワイヤー矯正は、いろいろな症例に対応できる施術法ではありますが、装置が目立ちやすいというデメリットも伴います。金属製のブラケットとワイヤーを歯列に装着することから、口元の審美性が大きく低下するのです。

そのため、大人になってから治療するのであれば、マウスピース矯正でなければ嫌だ、という方も少なくありません。けれども、マウスピース矯正はワイヤー矯正ほど万能ではなく、抜歯をして歯を大きく移動させなければならないケースには不向きなのです。そうしたケースでは、大人になってからの矯正が困難となります。

乳歯の時期から矯正するメリットとは?

多くのケースでは、乳歯の時期から矯正を開始した方がより良い結果が得られます。具体的には、子どもの歯と大人の歯が混在する「混合歯列期」に矯正を始めるのが良いです。

顎の発育を正常に促せる

乳歯から矯正を始めると、顎の発育を正常に促すことが可能となります。例えば、下の顎の発育が遅れていて、上顎前突(出っ歯)の症状が認められるケースでは、小児矯正によって下顎の発育を促進することができるのです。これは大人になってからの矯正では不可能なことです。

抜歯する必要がなくなる

大人になってからの矯正では、健康な歯を抜く「便宜抜歯(べんぎばっし)」が必要となりやすいです。不足したスペースを確保するための処置ですが、これに強い抵抗を感じる人もいらっしゃることでしょう。子どもの頃に顎の骨の大きさやバランスを正常化させておけば、将来的に抜歯が不要となることも珍しくありません。

矯正期間が短縮される?

小児矯正は、第一期治療と第二期治療の2つの時期に分かれています。第一期治療は6歳前後に始めるもので、顎の発育のコントロールが主な目的です。第二期治療は、顎の発育が終わりに近付いた12歳前後に始めるもので、いわゆる歯列矯正とほぼ同義です。第一期治療を受けておけば、第二期治療で抜歯が不要になったり、治療期間が短縮されたりすることもあります。これはお子さまにとって非常に大きなメリットといえるでしょう。

3~4歳から矯正を始めるケースもある?

上述したように、小児矯正は5~6歳くらいから開始するのが一般的ですが、3~4歳から始めた方が良い場合もあります。それは上の顎の成長が遅れていることで、受け口となっているケースです。上の顎の発育ピークは、下の顎よりも早く訪れることから、その異常は早期に改善する必要があります。ですから、小さなお子さまで受け口の症状が認められる場合は、まず一度、当院までご相談ください。治療が必要かどうかも含め、精密に診断します。

まとめ

このように、歯並びの改善は乳歯から始めた方がいろいろと利点が多いです。大人になってから困らないためにも、歯並びの異常が認められた時点で矯正医に相談しましょう。

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